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エンジニア引退の決意

メジャーデビューしたときにもらった制作費で、 私は生ドラムが録れるプライベートスタジオを作りました。 車でもなく、服でもなく、 まず「音が鳴る場所」を選んだのは、 今思えば、ごく自然な選択だったと思います。 それ以来、 シュガーフィールズの録音をし、 インディレーベル「カフェオレーベル」を立ち上げ、 所属アーティストの作品を録り、 ときに…

メジャーデビューしたときにもらった制作費で、

私は生ドラムが録れるプライベートスタジオを作りました。

車でもなく、服でもなく、

まず「音が鳴る場所」を選んだのは、

今思えば、ごく自然な選択だったと思います。

それ以来、

シュガーフィールズの録音をし、

インディレーベル「カフェオレーベル」を立ち上げ、

所属アーティストの作品を録り、

ときには知人のレコーディングも手伝ってきました。

気づけば、

レコーディングエンジニアとしても

30年近く、音の現場に立っていました。

2026年から、

私はお客様のエンジニアリングを一切しないことにしました。

カフェオレーベルスタジオは、

セルフレコーディング専用のスタジオとして駆動します。

いちばん面倒なセッティングまで整え、

あとは録音ボタンを押すだけの状態で、

ミュージシャンにマウスをお渡しします。

その先は、

自分のペースで、納得いくまで音と向き合ってもらいます。

マウスをクリックするくらいのことは、

もう誰にでもできます。

私は、

立ち会うことはほとんどなくなります。

これは区切りではありますが、

終わりではありません。

役割をひとつ、静かに手放すだけです。

そして今後は、

私は自分の作りたい音楽だけを作る日々を送りたいと思っています。

誰かの音を整える時間を重ねてきたからこそ、

自分の中に残った音が、

どんな空間をしているのかも聴こえています。

説明するためでも、

合わせるためでもありません。

ただ、鳴らしたい音があります。

スタジオを作り、

機材を作り、

人の音にも向き合ってきました。

その延長線上に、

いまの選択があります。

ものすごく勉強になりましたし、

自分の鳴らしたい音のための

十分すぎる技術を手に入れたとも思っています。

※歌オケパックおよび現在進行中のプロジェクト、

そして私が「やりたい」と思えたアーティストにつきましては、引き続き対応致します。

制作環境AMATERAS STUDIO / AMATERAS SHOPhttps://amaterasshop.base.shop/